「宝グループ中期経営計画2016」の進捗状況

宝ホールディングス株式会社<br/>代表取締役社長 柿本 敏男
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宝ホールディングス株式会社
代表取締役社長 柿本 敏男

 2014年4月からスタートした3カ年の「宝グループ中期経営計画2016」では、長期経営ビジョン「宝グループ・ビジョン2020」の目標である「環境変化に強いバランスのとれた事業構造」に向けた「変革」を目指し、4つの重点戦略に取り組んでいます。

 まず、宝酒造グループでは、松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒をはじめとする多彩な商品ラインナップによって清酒売上高のさらなる拡大を目指すとともに、本年7月にはポルトガルの日本食材卸会社であるケタフーズ社を、また本年11月には同じく米国のミューチャルトレーディング社をグループに迎え入れるなど、海外での日本食材卸ネットワークの拡大に引き続き注力しています。また、タカラバイオグループでは、滋賀県草津市の「遺伝子・細胞プロセッシングセンター」と「バイオメディカルセンター」を拠点に、バイオ医薬品などの開発・製造支援サービス(CDMO事業)の拡大を目指すほか、遺伝子医療の臨床開発については、腫瘍溶解性ウイルスHF10など複数のプロジェクトの商業化を目指し、取り組みを進めています。

2017年3月期 第2四半期連結累計期間の業績概況

当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は、為替レートが前期に比べ円高だったことによるマイナスの影響を補って増収となり、前年同期比0.5%増収の107,509百万円と過去最高となりました。利益面では、売上高の増加に加え、宝酒造グループ、タカラバイオグループともに原価率が低下したことで売上総利益が大幅に増加したため、販売促進費や運送費、人件費などの費用が増加したものの、営業利益は、前年同期比34.2%増益の5,207百万円となりました。営業外損益では、受取利息が減少したほか、営業外費用で為替差損が増加したことにより、経常利益は、前年同期比29.8%増益の5,614百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比25.8%増益の3,177百万円となりました。セグメント別の売上高および営業利益につきましては、3ページをご覧ください。

 また、当期の連結業績予想では、売上高234,100百万円、営業利益12,600百万円、海外売上高比率21.3%と、いずれも「中期経営計画2016」の定量目標を達成できる見通しですが、これから最需要期を迎える国内酒類事業の動向や、為替レートの変動などに注視しつつ、引き続き各事業における取り組みを進めてまいります。

持続的な発展とさらなる企業価値向上に向けて

 

 「中期経営計画2016」では、グループ各社において将来の利益成長に資する重点戦略への積極的な投資を行い、事業の拡大を図るとともに、当社は持株会社として、コンプライアンスやリスクマネジメントの強化をはじめ、さまざまな側面でのグループ経営基盤の強化にグローバル規模で取り組んでいます。

 「中期経営計画2016」の目標を何としても達成し、来期よりスタートする次期中期経営計画、そして長期経営ビジョンの実現に向かって飛躍し、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。

 株主のみなさまにおかれましては、引き続き当社グループへの温かいご支援をたまわりますよう、なにとぞよろしくお願い申しあげます。

 

2016年12月

宝ホールディングス株式会社
代表取締役社長 柿本 敏男