当期の業績概況

代表取締役社長<br/>木村 睦
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代表取締役社長
木村 睦

 当期(2020年3月期)の業績につきましては、売上高は、宝酒造ではソフトアルコール飲料が好調を維持するとともに、宝酒造インターナショナルグループでも海外酒類事業、海外日本食材卸事業がともに増収となり、281,191百万円(前期比1.4%増)と過去最高となりました。
 利益面では、タカラバイオグループが商品構成の変化や販売費及び一般管理費の減少等により増益となりましたが、宝酒造での原材料、製造費用のコストアップや販売促進費等の増加、宝酒造インターナショナルグループにおける為替変動による仕入コストの上昇や人件費、物流費の増加等により、営業利益は15,836百万円(前期比11.1%減)、経常利益は16,269 百万円(前期比11.4% 減)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,980 百万円(前期比13.7%減)となりました。
 また、当期の配当につきましては、前期18円から2円の増配となる、20円の配当を実施させていただきました。

長期経営ビジョン 「宝グループ・ビジョン2020」の振り返り

 当社グループでは、2011 年4月に策定した10 年間の長期経営ビジョン「宝グループ・ビジョン2020」の実現に向け、取り組みを進めてまいりました。
 この間、国内事業では清酒販売数量で国内シェアNo.1を達成し、海外では世界的な日本食人気を追い風に海外日本食材卸事業を飛躍的に拡大させるとともに、さらなる成長に向け宝酒造インターナショナルを設立しました。また、バイオ事業では、遺伝子・細胞プロセッシングセンターの稼働によるCDMO事業の拡大と、遺伝子医療事業の収益化を実現しました。

長期経営構想の策定および 次期(2021 年3月期)の業績見通し

 「宝グループ・ビジョン2020」の成果と課題を踏まえ、今回、新たな長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th」(以下、TGC100)を策定しました。これは、創立100 周年を迎える2025 年(2026 年3月期)をマイルストンとした6 年間の経営計画であり、このTGC100でのVision(=ありたい姿)として「笑顔で繋がる豊かな暮らしを ~ Smiles in Life ~」を掲げ、最終年度の宝グループ連結での定量目標を、売上高3,400 億円以上、
営業利益230 億円以上、海外売上高比率44% 以上、ROE8% 以上と定めました。
 また、TGC100の具体的な実行計画として、2022年度(2023 年3月期)を最終年度とする3 ヵ年の中期経営計画「宝グループ中期経営計画2022」をスタートさせるとともに、社会・環境課題に対する当社グループの考え方を示す「宝グループ・サステナビリティ・ポリシー」を策定しました。
 「宝グループ中期経営計画2022」の初年度である2021 年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を織り込み、売上高270,000 百万円(前期比4.0%減)、営業利益10,000 百万円( 前期比
36.9% 減)、経常利益10,200 百万円(前期比37.3% 減)、親会社株主に帰属する当期純利益5,100 百万円(前期比43.2% 減)の計画です。
 長期経営構想の実現に向け、戦略を着実に実行してまいります。

企業価値向上に向けて

 当社グループは、これからも事業活動を通じた社会的価値の創造により、ステークホルダーの皆様から信頼される企業グループを目指すとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
 株主の皆様には、引き続き当社グループへの温かいご支援をたまわりますよう、なにとぞよろしくお願い申しあげます。

 

2020年6月

宝ホールディングス株式会社
代表取締役社長 木村 睦