「宝グループ中期経営計画2019」の進捗状況

代表取締役社長<br/>木村 睦
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代表取締役社長
木村 睦

 当社グループでは、2011年4月に策定した10年間の長期経営ビジョン「宝グループ・ビジョン2020」の実現へ向け、2017年4月から2019年度(2020年3月)を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画「宝グループ中期経営計画2019」をスタートさせ、取り組みを進めております。
 宝酒造では、人気のスパークリング清酒“松竹梅白壁蔵「澪」”のラインアップとして、凍らせて楽しむタイプの“ 「澪」〈FROZEN〉”を新発売し、「澪」ブランドのさらなる価値向上に努めました。また、拡大する缶入りチューハイ市場に対し、引き続き好調の“タカラ「焼酎ハイボール」”の拡売に注力しました。また、日本初の缶入りチューハイである“タカラcanチューハイ”が今年発売35周年を迎えたことに合わせ、ブランドの再活性化を図るべく、プロモーションを強化しました。
 宝酒造インターナショナルグループでは、海外酒類事業において世界的に人気の高まる清酒の拡売に努めたほか、海外日本食材卸事業では、課題である物流コストの低減に向けた物流体制の効率化を進めております。
 タカラバイオグループでは、再生医療分野の今後のさらなる市場拡大に対応するため建設を進めてきたCDMO事業の新施設が2020年1月にいよいよ本格稼働を開始します。また、遺伝子医療事業では、本年9月に「腫瘍溶解性ウイルスC-REV」の開発計画変更をし、膵臓がんを対象とした開発によりいっそう注力する体制としました。

第2四半期連結累計期間の業績概況

 当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は前期に事業ポートフォリオの見直しにより健康食品事業とキノコ事業を譲渡した影響はあったものの、宝酒造、宝酒造インターナショナルグループが好調に推移したことで、137,502百万円(前年同期比2.6%増)となりました。利益面では、原材料価格や仕入コストの上昇、また運送費や販売促進費等を中心に販売費及び一般管理費が増加し、営業利益は7,623百万円(前年同期比6.6%減)、経常利益は7,871百万円(前年同期比4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,374百万円(前年同期比4.5%減)となりました。
 通期の連結業績予想につきましては、売上高は284,000百万円(前期比2.4%増)、営業利益は17,500百万円(前期比1.7%減)、経常利益は18,000百万円(前期比2.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,400百万円(前期比0.1% 減)となる計画で、直近の業績と経営環境を考慮し、期初計画から下方修正いたします。当期が最終年度となる「宝グループ中期経営計画2019」の定量目標※につきましては、海外売上高比率は目標を達成する見通しですが、売上高、営業利益については残念ながら未達となる見込みです。
 厳しい経営環境は続きますが、今回発表した計画値を達成できるよう各事業戦略を推進してまいります。また、株主還元の一環として、200万株、20億円を上限とする自己株式の取得および消却を行うことを公表いたしました。資本効率の向上にも引き続き注力いたします。


※ 売上高 2,950億円以上、営業利益 187億円以上、海外売上高比率 35%以上

企業価値向上に向けて

 当社グループは、現在新しい長期経営ビジョンと中期経営計画策定を進めております。中長期的な持続的成長のため、そして宝グループがさらに飛躍するためのビジョンを描いていきたいと考えております。
 株主のみなさまには、引き続き当社グループへの温かいご支援をたまわりますよう、なにとぞよろしくお願い申しあげます。

 

2019年12月

宝ホールディングス株式会社
代表取締役社長 木村 睦