2022年3月期第2四半期累計期間の業績概況

代表取締役社長<br/>木村 睦
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代表取締役社長
木村 睦

 当第2四半期連結累計期間の売上高につきましては、宝酒造では、新型コロナウイルス感染拡大による、緊急事態宣言期間が継続したことにより、飲食店向けの販売が低迷したことや、缶チューハイの自主回収の影響もあり、減収となりました。宝酒造インターナショナルグループは、飲食店向け販売の回復を受け、海外酒類事業、海外日本食材卸事業ともに好調に推移したことに加えて、コロナ禍で取り組んだ小売店やネット通販等の販売ルートが拡大したこともあり、増収となりました。タカラバイオグループでは、新型コロナウイルスPCR検査関連製品の伸長に加え、一般研究用の試薬も回復基調にあることから増収となり、グループ全体の売上高は1,412億1,300万円(前期比10.5%増)となりました。
 利益面では、宝酒造インターナショナルグループ、タカラバイオグループともに売上高の増加などにより増益となり、宝酒造が経費削減に努めたことで増益となったことで、グループ全体の営業利益は、216億1,600万円(前期比273.8%増)、経常利益は218億8,400万円(前期比268.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は100億5,000万円(前期比263.9%増)となり、第2四半期累計期間では、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益とも過去最高を更新しました。

2022年3月期通期の業績予想と今後の事業戦略について

 通期の業績予想につきましては、宝酒造が減収に加えて原料高などのコストアップもあり減益となるものの、宝酒造インターナショナルグループ、タカラバイオグループが好調で、増収増益となる見通しです。グループ全体でも増収増益となり、売上高、各利益項目で過去最高となる見通しです。
 また、配当予想につきましては、配当性向で30%台後半となる安定的な配当を継続するという方針に基づき、前期から8円増配の1株当たり29円としております。 
 今後に向けては、宝酒造では、家庭用の主力ブランドや高付加価値商品の品質訴求強化、新ブランド“タカラcanチューハイ「すみか」”の育成により、利益率の向上を目指します。宝酒造インターナショナルグループでは、飲食店に対する販促提案や、小売店など新たな販売ルートの拡大とともに、商品ラインアップの強化に取り組みます。タカラバイオグループでは、強みのPCR技術開発力を活かした一般研究用試薬や、再生医療等製品、遺伝子解析・検査関連受託の拡大と、遺伝子治療薬や創薬基盤技術の開発を進めます。

企業価値の向上に向けて

 当社グループは、宝酒造、宝酒造インターナショナルグループ、タカラバイオグループという3つの事業をグローバルに展開しております。
 今後もさまざまな環境変化が訪れることが予想されますが、3つの事業セグメントがしっかりと自立し、それぞれの事業を通じた社会的価値を創造していくことで、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
 株主の皆様には、引き続き当社グループへの温かいご支援をたまわりますよう、なにとぞよろしくお願い申しあげます。

 

2021年12月

宝ホールディングス株式会社
代表取締役社長 木村 睦