2020年10月20日

宝ホールディングス株式会社

 

2021年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想の修正に関するお知らせ

 最近の業績の動向等を踏まえ、2020年8月4日に公表した2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の第2四半期累計期間の連結業績予想を下記の通り修正しますので、お知らせいたします。

 


1.2021年3月期 第2四半期累計期間の連結業績予想数値の修正(2020年4月1日~2020年9月30日)

(単位:百万円、%)

2.修正の理由

 連結売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が当第2四半期累計期間においては、想定したほど大きくならなかったことに加え、各セグメントともコロナ禍での売上拡大に努めたこと、また、タカラバイオグループにおいてPCR検査関連製品の需要が予想以上に強くあったことから、前回発表予想(2020年8月4日公表)を5,280百万円(4.3%)上回る見通しとなりました。
 利益面では、売上高の増加による売上総利益の増加に加え、販売費及び一般管理費の抑制に努めたことで、営業利益は3,691百万円(169.3%)、経常利益は3,763百万円(166.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,038百万円(268.2%)、それぞれ前回発表予想を上回る見通しとなりました。各事業セグメントの業績動向は以下のとおりです。

 

(宝酒造)
 国内事業につきましては、売上高は、外食需要の低迷により業務用製品の販売が大きく落ち込みましたが、巣ごもり需要の拡大による家庭用製品の伸長や、コロナ禍における消毒用途としての需要増等により原料用アルコールが計画を上回ったことから、全体ではほぼ前回予想の水準となる見通しとなりました。利益面では、原材料コストや販売費及び一般管理費の抑制に努めたことにより、営業利益は前回予想を上回る見通しとなりました。

 

(宝酒造インターナショナルグループ)
 海外事業では、海外酒類事業、海外日本食材卸事業ともに、世界各地でのロックダウン等により、主要な顧客である飲食店を中心に需要が減少するなど大きな影響を受けたものの、想定したほどの落ち込みには至りませんでした。また、売上の減少を補うべく小売店向けの販売強化や、ホームデリバリーやテイクアウト需要への取り組みを進めたことに加え、為替換算レートが計画より円安で推移したことにより、売上高は前回予想を上回る見通しとなりました。利益面では、売上高の増加に伴う売上総利益の増加に加えて、販売費及び一般管理費の抑制により、営業利益は前回予想を上回る見通しとなりました。

 

(タカラバイオグループ)
 バイオ事業は、前回予想において、主として新型コロナウイルス感染症拡大によるPCR検査関連製品の需要増、ワクチン製造受託の引き合いについて、可能な範囲で予想を上方に修正し公表いたしましたが、その後、PCR検査関連製品の需要はさらに強く、売上高は、前回予想を上回る見通しとなりました。また、利益面では、売上構成の変化や生産稼働率の向上により売上原価率が改善し、また販売費及び一般管理費についても前回予想を下回る見込みであることから、営業利益は前回予想を上回る見通しとなりました。


 
 なお、本日、当社の連結子会社であるタカラバイオ株式会社(コード番号4974 東証一部)も、第2四半期累計期間の連結業績予想の修正発表をおこなっております。
 

3.2021年3月期 通期の連結業績予想について
 通期の連結業績予想につきましては現在精査中であり、2020年11月10日に予定している第2四半期決算発表時にお知らせする予定です。



※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、2020年11月10日発表予定の第2四半期決算発表数値とは異なる可能性があります。
 

以 上

 

 

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