2021年2月10日

宝ホールディングス株式会社

 

2021年3月期連結業績予想の修正に関するお知らせ

 最近の業績の動向等を踏まえ、2020年11月10日に公表した2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績予想を下記のとおり修正しますので、お知らせいたします。


1.2021年3月期 連結業績予想数値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)

(単位:百万円、%)

2.修正の理由

 連結売上高は、タカラバイオグループおよび宝酒造インターナショナルグループが前回発表予想(2020年11月10日公表)を上回る見込みであり、宝酒造は前回発表予想をやや下回るものの、グループ全体では前回発表予想を3,000百万円(1.1%)上回る見通しです。
 利益面では、売上高の増加や売上原価率の低下による売上総利益の増加に加え、販売費及び一般管理費の抑制に努めることで、営業利益は5,400百万円(39.1%)、経常利益は5,300百万円(37.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,600百万円(36.6%)、それぞれ前回発表予想を上回り、営業利益、経常利益は過去最高となる見通しです。
 各事業セグメントの業績動向は以下のとおりです。

 

(宝酒造)
 国内事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、売上高は前回発表予想に対して若干の未達が見込まれるものの、家庭内需要に対応した商品の開発やSNS等を活用した情報発信など、コロナ禍での様々なニーズへの対応を継続することで修正計画の達成を目指します。また利益面では、原材料コストや販売促進費、運送費等の抑制に努めることで、営業利益は前回予想通りとなる見通しです。
 

(宝酒造インターナショナルグループ)
 海外事業では、世界各地でのロックダウン等により外食向けの販売が減少する中、飲食店のテイクアウト需要への対応や小売店向けの販路拡大、ECサイトの開設等に積極的な対応を進め、売上高は前回発表予想を上回る見込みとなりました。利益面では、売上高の伸長により売上総利益が増加する見込みとなったことに加え、販売費及び一般管理費の削減により、営業利益は前回予想を上回る見通しです。
 

(タカラバイオグループ)
 バイオ事業では、売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けるものの、一般の研究用試薬、受託サービスが、前回予想を上回って堅調に推移し、加えて、体外診断用医薬品などの新型コロナウイルス検査関連製品の需要増が続くため、前回予想を上回る見込です。また利益面では、売上高の増加に加え、売上構成の変化や生産稼働率の向上等により売上原価率がさらに低下することから、売上総利益は前回予想を大幅に上回る見込みとなり、研究開発費等が増加するものの、営業利益は前回予想を上回る見通しです。

 

 各事業セグメントの予想値の詳細につきましては、本日公表の「2021年3 月期 第3四半期決算短信補足資料」(PAGE 8/13~11/13)をご参照ください。

 また、本日、当社の連結子会社であるタカラバイオ株式会社(コード番号 4974 東証一部)も、2021年3月期の連結業績予想ならびに配当予想の修正発表をおこなっております。

 

以 上

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