2021年8月3日

宝ホールディングス株式会社

 

連結業績予想ならびに配当予想の修正(増配)に関するお知らせ

 最近の業績の動向等を踏まえ、2021年5月13日に公表した2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想ならびに配当予想を下記のとおり修正しますので、お知らせいたします。

 


1. 業績予想の修正について

(1)2022年3月期第2四半期累計期間 連結業績予想数値の修正 (2021年4月1日~2021年9月30日)

(単位:百万円、%)

(2)2022年3月期 連結業績予想数値の修正 (2021年4月1日~2022年3月31日)

(単位:百万円、%)

(3)修正の理由
 

 通期の売上高につきましては、期初予想に対して、宝酒造が若干の減収となるものの、宝酒造インターナショナルグループとタカラバイオグループが増収となり、グループ全体では増収となる見通しです。
 利益面では、売上高の増加や売上原価率の低下による売上総利益の増加に加え、販売費及び一般管理費の抑制に努めることで、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、期初予想を上回り、過去最高となる見通しです。
 各事業セグメントの業績動向は以下のとおりです。
 

(宝酒造)
 国内事業では、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化するなか、家庭用の需要増を獲得した焼酎などが期初予想を上回るものの、業務用市場では先行き不透明な状況が続くため、清酒は厳しい状況が続くと見込んでいます。またソフトアルコール飲料については、第1四半期での製品自主回収による減速があり、第3四半期以降、成長軌道に戻す計画ではあるものの、通期の売上高は全体で期初予想を下回る見込みです。
 営業利益については、経費削減を徹底し利益の創出に努めるものの、今後、粗留アルコールや重油などの原燃料において想定以上のコストアップが見込まれるため、通期では期初予想を下回る見込みです。
 

(宝酒造インターナショナルグループ)
 海外では、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が早く、料飲店向けの売上が想定を上回っていることに加えて、前期より取り組んできた小売店ルートやネット通販などの販路も拡大しており、通期の売上高は期初予想を超え、コロナ禍以前の水準も上回る見込みです。
 営業利益は、売上高の増加に加え、海外酒類事業における工場稼働率の向上や海外日本食材卸事業における商品構成の変化などによる売上総利益の増加があり、販売費及び一般管理費の削減も寄与し、期初予想を上回る見込みです。
 

(タカラバイオグループ)
 売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け低迷していた一般研究用試薬市場の回復に加え、新型コロナウイルスのPCR検査関連製品も増加し、さらに、遺伝子解析・検査関連受託などのCDMO事業が増加することが予想され、期初予想を上回る見込みです。  
 販売費及び一般管理費につきましては、研究開発費を当初計画より増加させるものの、増収による売上総利益の増益が大きく、営業利益についても期初予想を上回る見込みです。


 事業セグメントの予想値の詳細につきましては、本日公表の「2022年3月期第1四半期決算短信補足資料」(PAGE 12/27~19/27)をご参照ください。

2. 配当予想の修正について

(1)修正の内容

(2)修正の理由
 当社は、健全な財務体質の維持をベースに、投資効率の向上を意識した成長投資を行うとともに、収益性や効率性の改善によってROEの向上をはかり、持続的な利益成長を踏まえた適切な株主還元を実施することを財務方針としております。具体的な株主還元方針としては、持続的な利益成長に合わせて、配当性向で30%台後半となる安定的な配当を継続することとしております。
 前述の業績予想の上方修正および株主還元方針に基づき、2022年3 月期の配当予想を当初の1株当たり22円から24円に修正いたします。

 また、本日、当社の連結子会社であるタカラバイオ株式会社(コード番号 4974 東証一部)も、2022年3月期の連結業績予想ならびに配当予想の修正発表をおこなっております。
 

※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、これらの数値とは異なる可能性があります。
 

以 上
 

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