2020年5月14日

宝ホールディングス株式会社

 

長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th」を策定
~ 「宝グループ中期経営計画2022」および「宝グループ・サステナビリティ・ポリシー」を策定 ~

 宝ホールディングス株式会社(社長:木村 睦)は、会社創立100周年となる2025年(2026年3月期)に向けた6年間の長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th(以下、TGC100)」を策定しました。また、TGC100の具体的な実行計画として、2022年度(2023年3月期)を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画「宝グループ中期経営計画2022」をスタートさせるとともに、社会・環境課題に対する当社グループの考え方を示す「宝グループ・サステナビリティ・ポリシー」を策定しました。
 
 当社グループを取り巻く環境は、国内では高齢化・人口減少や若年層の飲酒離れによる酒類市場の長期的な縮小や、人材確保難による人件費、物流費の高止まりが続くなど、今後も厳しさを増してくることが予想されます。また、海外においても、中東情勢の緊迫化や米中の通商問題等に起因する緊張の増大と、世界的な人口増加による食料、資源価格の高騰は今後も続くものと想定されます。一方で、国内のRTD市場では厳しい競争下ながらも市場の拡大が見込まれ、世界的な和酒・日本食市場は引き続き成長が期待されるほか、再生・細胞医療周辺産業やバイオ産業の市場規模は長期的な拡大が予想されており、当社グループにとって成長を見込める機会も数多く存在しています。加えて、様々な社会・環境課題への対応が世界的規模で求められ、持続可能な社会づくりに向けた企業の責任はますます大きくなってきています。
 
 TGC100では、宝グループのVision(ありたい姿)として「笑顔で繋がる豊かな暮らしを ~Smiles in Life~」を掲げ、その実現に向けて、技術力、商品力、ブランド力をさらに向上させ、「和酒・日本食市場」「ライフサイエンス産業」における多様な価値を提供することで、宝グループの国内外での存在感を高めながら、持続的な成長と飛躍を実現するという経営方針の下、2025年度の定量目標として、連結売上高3,400億円以上、連結営業利益230億円以上、海外売上高比率44%以上、ROE8%以上を目指します。
 
 なお、足元では、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により国内外の経済活動に影響が出ておりますが、これにより、2020年度については当社グループの業績への影響が見込まれるものの、長期経営構想や中期経営計画には影響を及ぼさないことを前提にしております。