2023年1月11日

宝ホールディングス株式会社

 

日本酒スタートアップ「株式会社WAKAZE」への出資の件

 

 

 当社は、フランス・パリに醸造所を構え、100%フランス産の原材料で仕込んだイノベーティブな清酒等の酒類を製造・販売するスタートアップ企業である株式会社WAKAZE(以下「WAKAZE社」)が実施する第三者割当増資の一部を引き受ける形で出資しましたので、お知らせいたします。

 

 



1.    WAKAZE社の概要

 

 WAKAZE社は、2016年に日本で創業し、2019年にフランス・パリ近郊に醸造所「KURA GRAND PARIS」を設立しました。日本酒の伝統的な製法を重んじながら、フランスの食文化や流行を取り入れ、現地ニーズに合わせたSAKEづくりを行っています。また、フランスの食文化と調和する多様なSAKEの醸造レシピをベースに、世界各地でSAKEをつくり、デジタルマーケティング等を通じて消費者との接点を増やしながら、文化として定着させることを目指しています。


2.    出資の理由

 

 WAKAZE社は「日本酒を世界酒に」をビジョンに掲げており、宝グループの事業ミッションのひとつである「和酒・日本食文化を世界に」と共鳴するものです。

 

 世界では近年、クラフトSAKE醸造所(マイクロブリュワリー)が増加しており、従来の清酒の枠にとらわれない、その土地や食文化に合わせた「イノベーティブなSAKE※1」づくりが行われています。当社グループにおいても、和酒を一層世界に浸透させるためには現地ニーズに合わせた和酒の領域を拡張するような商品が必要であると考え、「イノベーティブなSAKE」の開発をさらに強化していく方針です。今回のWAKAZE社への出資および協業を通じて、従来の強みである「トラディショナルな和酒※2」づくりの領域に、WAKAZE社の得意とする「イノベーティブなSAKE」づくりの領域を組み合わせることで、和酒の新たな魅力や価値の創造を目指します。共同でSAKEづくりに取り組むとともに、世界への情報発信を強化し、宝グループの海外日本食材卸ネットワークを活かして販路を拡大することで、世界でのさらなる和酒の浸透を図ります。

 

 当社グループは、日本の食文化を世界に広め、世界の和酒・日本食市場におけるリーディングカンパニーを目指してまいります。

 

※1 イノベーティブなSAKE:従来の和酒の領域を拡張する革新的なお酒
※2 トラディショナルな和酒:日本の酒税法上の規格に合わせたお酒

 

(添付)報道機関向け発表資料

 

以上

 

 

印刷用ファイル:添付資料含む